日本IBMは、「クアッドコア AMD opteron プロセッサー 8000 Series」を最大4機搭載することが可能な「IBM System x 3755」と、「クアッドコア AMD opteron プロセッサー2000 Series」を搭載する1Uタイプのサーバ「IBM System x 3455」2製品を発表した。

「IBM System x 3755」は、科学技術計算やデジタルコンテンツ制作など、高速な計 算処理が必要な業務に適したサーバ。従来のデュアルコアと比べ、整数および浮動小数点演算で約1.6倍での処理能力を持つという。

IBM System x 3755

内蔵ハードディスク容量は最大1.2TB、メモリーは最大128GB搭載可能なほか、管理用のプロセッサーを内蔵し、システムの初期設定が可能なソフトウェア「IBM ServerGuide 」や、システムの統合管理ソフトウェア「IBM Director」を標準で提供。障害が発生する前に不具合を検知する機能や、故障箇所を特定する機能などが搭載される。 本日より出荷され、最小構成価格は103万円(税別、IBMダイレクト価格)だ。

一方、「IBM System x 3455」は、「クアッドコア AMD opteron プロセッサー2000 Series」を搭載する1Uタイプのサーバ。最小構成で22万円(税別、IBMダイレクト価格)と手ごろな価格が特徴。プロセッサーを最大2ユニット(8コア)、ハードディスクを最大1.5TB、メモリーを最大48GB搭載可能で、27日より出荷される。

IBM System x 3455

また今後、「クアッドコア AMD opteron プロセッサー 2000 Series」を搭載 する2Uタイプのサーバ「IBM System x 3655」も製品化する予定だという。