Appleは9日 (米国時間)、マルチメディアAPIの最新版「QuickTime 7.5」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.3.9 / 10.4.9 / 10.5以降、およびWindows XP SP2 / Vista。各プラットフォームに対応したバイナリパッケージは、同社Webサイトおよびソフトウェアアップデート経由で配布される。

今回のリリースは、QuickTime 7.4以降に存在が確認されたセキュリティホールの修正が目的。悪意のもと作成されたPICTイメージを開くと任意のコードが実行される問題 (CVE-2008-1581、CVE-2008-1583) など、Windows版が5件、Mac OS X版が4件の脆弱性が解消された。AppleはすべてのQuickTime 7ユーザに対し、QuickTime 7.5へのアップデートを呼び掛けている。