ルネサス テクノロジは9日、32ビットCISCマイコン「H8SXファミリ」においてアナログ周辺機能を強化した「H8SX/1645」「H8SX/1635」「H8SX/1665」「H8SX/1655」の4グループ、計10品種を製品化したことを発表した。2008年9月から順次サンプル出荷を開始する。サンプル価格は1,200円から。

4グループともに、10ビットA/Dコンバータの変換速度を従来品比で約2.7倍高速化している。また、D/Aコンバータの精度を従来の8ビットから10ビットに高分解能化しており、よりきめ細かなアナログ信号出力を実現することができる。さらに、これらのA/Dコンバータ、D/Aコンバータはともに、既存製品との互換性を継承しており、既存品で使用している設定をそのまま使用することが可能だ。

最大動作周波数は50MHzで、最大512KBの1サイクルアクセスが可能なフラッシュメモリを搭載しているほか、従来品同様、16ビットタイマパルスユニットと連動してパルス出力動作が可能なプログラマブル・パルスジェネレータや、多チャネルのシリアルコミュニケーションインタフェース(SCI)、I2Cバスインタフェースなどの周辺機能を搭載している。

また、「H8SX/1665」「H8SX/1655」の2グループは、USB2.0ファンクション(フルスピード)やEXDMAコントローラを搭載している。EXDMAコントローラは、外部バス間のデータ転送機能で、内部バス間でのデータ転送と並列して動作することが可能であり、効率の良いデータ転送を実現できる。

パッケージは、従来品と互換性のある120ピンおよび144ピンのパッケージを採用しているほか、面実装タイプで、外形サイズが9mm×9mmの小型パッケージ「LGA(Land Grid Array)」を新たにラインアップしている。また、ピン機能は従来品と互換であり、従来品で開発したハードウェアやソフトウェアの資産を流用することが可能だ。

なお、同社では、今後、低電圧検出回路(LVD)やパワーオンリセット機能(POR)を搭載した製品や通信機能を強化した製品の開発を進めラインアップの拡充を進めていくほか、2009年以降には新CPU「RXファミリ」による製品展開も予定しているとしている。