ソニー音楽芸術振興会は7月1日、20世紀を代表するフランス人作曲家オリヴィエ・メシアンの生誕100年を記念した演奏会を、東京文化会館小ホールにて開催する。

同演奏会は、現代音楽の魅力を子供たちに伝えようと2003年より開かれている「子どもたちに贈るスペシャル・コンサート・シリーズ」の一環として実施。2008年で5年目を迎える今回は「THE PIANO~リズム! メロディー! ハーモニー!」として、300年の歴史をもつ楽器の王様・ピアノの幅広い楽しみ方を、室内楽、オーケストラ、ソロという3つの演奏形態によってお届けするという。公演は7月1日を皮切りに、10月3日(大田区民ホール アプリコ)、11月20日(HAKUJU HALL)の全3回となっている。

今回の公演テーマは"室内楽"で、オリヴィエ・メシアンの代表作である『時の終わりのための四重奏曲』(抜粋)が演奏される。構成と司会は、彼と親交の深かった作曲家・武満徹の娘である武満眞樹が担当。ヴァイオリニストの堀米 ゆず子をはじめとして国際的に活躍する4人の音楽家からなるカルテットがハーモニーを響かせる。さらに、同公演には詩人の谷川俊太郎氏も登場。公演のために書き下ろした詩の朗読を行う予定となっている。

公演の詳細は以下のとおり。その他2公演についてはソニー音楽芸術振興会公式サイトにて確認できる。

日時 7月1日 18:30開演(18:00開場)
場所 東京文化会館 小ホール
曲目 メシアン『時の終わりのための四重奏曲』(抜粋)
出演者 堀米 ゆず子(ヴァイオリン)、 辻本玲(チェロ)、 野平一郎(ピアノ)、 チャールズ・ナイディック(クラリネット)、 谷川俊太郎(朗読)、 武満眞樹(構成・司会)
料金 小学生 2,000円/中学生・高校生 2,500円/小学生・中学生の保護者、同伴者 4,000円