ビットアイルは同社のレンタルサーバ事業において、カーボンオフセット付きサーバの提供を開始することを決定した。また同サービス推進のため、カーボンオフセットブランド「CarbonPASS」を運営するジーコンシャスと提携。ビットアイル顧客企業に対しての、CO2(二酸化炭素)排出権の販売取次ぎ業務を請け負う。

サーバ機器は運用に電力を消費するためCO2の排出は避けられないが、今回発表された「CO2ゼロレンタルサーバ」(仮称)では、国際連合の認証を受けた『CO2排出権』を購入することで排出分のCO2を相殺する仕組み(カーボンオフセット)を含めた形でユーザー企業にレンタル。排出権購入分の金額を同社が負担するというサービスだ。提供開始は7月1日からの予定。

同サービスのユーザー企業は、ジーコンシャスから付与される「CarbonPASS」ロゴをWebサイトに掲載できる。ロゴからは各企業のCO2相殺量が分かるページにリンクされるため、環境貢献度を明確に表示することが可能となる。

また、ビットアイル社内においても新たにCO2削減を目的とした全社的な委員会を組織。これまで継続的に行ってきたデータセンターにおける消費電力削減に加え、オフィスから排出されるCO2削減を含めた幅広い活動を推進するという。