米Googleは28日(米国時間)、「OpenSocial v0.8」の仕様を確定させたことを発表した。新版の最大の特徴は、RESTfulなAPIを取り込んだ点。これにより、サーバ間におけるユーザーデータの同期処理や、モバイル端末対応、JavaScript以外の言語によるアプリケーション開発などが可能になるという。

OpenSocialは、各種SNS(Social Networking Servic)に共通のAPIを提供すべく、策定さている仕様。Google、MySpaceらが主導しており、Yahoo!、mixi、Friendster、LinkedIn、Ning、Plaxo、Six Apartなどが対応を表明している。今年3月には、Google、MySpace、Yahoo!の3社が非営利団体「OpenSocial Foundation」を設立することを発表した。

OpenSocial v0.8では、前述のRESTful APIへの対応のほか、エスケープデータ用の型を追加、Persistence APIを使って保持されたデータをJSONで扱えるようにするなどの変更が加えられている。なお、前バージョン(OpenSocial v0.7)とは互換性のないAPIも存在するので、以前から使用しているユーザーは注意が必要だ。

変更点の内容はこちらの「Release Note」において、API仕様の詳細はこちらの「OpenSocial Specification -- Implementation Version 0.8」において確認することができる。