アセントネットワークスは27日、Zimbra(コラボレーションツール)やSugarCRM(顧客管理ツール)などのビジネス用途に適したオープンソースソフトウェア10種をSaaSプラットフォームにて提供するポータルサイト「Pepbiz.jp」をオープン、サービスを開始した。

Pepbiz.jpでは、以下の10種のOSSを日本語化した状態で提供する。

  • Zimbra…Email/コラボレーション
  • SugarCRM…顧客管理
  • vTigerCRM…顧客管理
  • TinyERP…ERP
  • SupportSuite…オンラインヘルプデスク
  • Joomla!…CMS(コンテンツ管理システム)
  • Virtuemart…Eコマース用ショッピングカートシステム
  • dotproject…グループウェア
  • Dimdim…Web会議
  • KnowledgeTree…ドキュメント管理

初期導入費用はなし、運用保守込みの月額料金が、利用者数ディスク容量に応じてやアカウントごとに設定される。最低利用料金は9,800円/月から。

アセントネットワークス 代表取締役社長 朴世鎔氏

アセントネットワークス 代表取締役社長 朴世鎔氏は同サービスを始めた背景として、「国内企業の9割を占めると言われる中小企業のIT化が進んでいない現状をなんとかしなければならない。これらの企業のIT化を阻んでいる理由の大部分がコストによるもの。SaaSプラットフォームとOSSを組み合わせは、顧客のニーズにあったサービスを迅速かつ低コストで届けることが可能になる」と語る。今後は"業界別ソリューションパッケージ"や"カテゴリ別パッケージ"など、数種類のOSSサービスを目的に合わせてまとめたパッケージなども提供していく予定だという。