屋内型ジャズフェスティバル「インペリアル ジャズ コンプレックス 2008」が8月に開催されるのを前に、帝国ホテルは報道向けの説明会を実施した。

2007年に開催された『インペリアル ジャズ コンプレックス 2007』ファイナルセッション

「観客と演奏者の距離が近いのも魅力のひとつです」と話す奥田氏

「インペリアル ジャズ コンプレックス」は、ホテル館内の複数会場を使用した屋内型のジャズフェスティバルで、2004年より毎年開催されている。1フード2ドリンクが付いた1日有効のパスポートで、ホテル内の宴会場やラウンジ、ロビーなどで繰り広げられる約20のステージを楽しむことができるという。5回目の開催となる2008年は、8月12日と13日に帝国ホテル 東京にて、8月15日と16日(各日14:00~20:30)に帝国ホテル 大阪にて開催される。1日有効パスポートチケットは15,000円で、2日間通しチケットは26,000円(全席自由席)。

同イベントをプロデュースする奥田英人氏は「今回は、ニューヨーク、ソウル、上海などから海外ジャズ・アーティストを招き、国際色豊かな出演者が特長となっている」と話す。マイルス・デイビスなどの大物ジャズ・アーティストを輩出している米国の芸術大学「ジュリアード」の教授や卒業生による特別編成バンド「ジュリアード オールスターズ」のほか、中国ジャズシンガーとして初めてモントリオールジャズフェスティバルに参加したココなどが参加する予定だ。

ジュリアード オールスターズ

実力派中国人ジャズシンガー ココ

「同イベントは帝国ホテルにおける夏の風物詩となっている」と語る帝国ホテル 専務取締役東京総支配人 塚本毅氏

また会場ごとにコンセプトが設定されており、ジャズ・アーティストたちとビッグバンドによるダイナミックな演奏が楽しめる「エンターテインメント」、海外からのゲストと日本人アーティストによるセッションが見物の「ワールドセッション」、本格派のヴォーカルやピアノトリオによるステージを展開する「ホットジャズ」など6タイプの演出が用意される。また、プログラムにはない飛び入りゲストによる即興演奏なども行われるという。

帝国ホテル 専務取締役東京総支配人 塚本毅氏は「帝国ホテルは、まだ日本のジャズが創成期であった1924年にジャズ・オーケストラ『ハタノ・バンド』をホテル常設バンドとするなど日本における軽音楽の形成に関わってきた」とアピール。「宿泊して同イベントを楽しむ利用者も増えている」と話した上で、今回の集客目標を東京、大阪合わせて延べ4,000人としていた。

ピアニストの前田憲男氏(左)とクラリネット奏者の北村英治氏

美しい歌声を響かせるペギー葉山氏

説明会では、クラリネット奏者の北村英治氏、ピアニストの前田憲男氏、歌手のペギー葉山氏など豪華なゲストがイベントに先駆けて演奏を披露。ペギー葉山氏は「昨年にひき続き、この素晴らしい舞台に立つことができ光栄です。今年もまた楽しいひとときを皆様と一緒に過ごしたいと思います」と笑顔で挨拶していた。

チケットの予約は5月27日10:00より受け付けを開始。併せて、入場引換券付きの特別宿泊プラン『ジャズ&ステイ』も用意される。同イベント詳細は帝国ホテル公式サイトにて。