現在開催中の第61回カンヌ国際映画祭で、ドリームワークス制作のCGアニメーション映画『カンフー・パンダ』が特別上映作品に選ばれ、声優を務めたジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リューらがレッドカーペットに姿を見せた。かねてより双子を妊娠しているのではと噂されていたアンジェリーナは大きなお腹で登場し、8月29日に双子を出産予定であることを明かした。

アンジェリーナ・ジョリー、ジャック・ブラック、カンフー・パンダのお腹の大きな3ショットが実現!
(c)Kazuko Wakayama

ドリームワークス最高責任者ジェフリー・カッツェンバーグに子どものことを聞かれると、「夫(ブラッド・ピット)も一緒に来ているので、今は子供の世話をしてくれているの。3人の子どもも既に『カンフー・パンダ』を観て、とっても喜んでいた。とても大きな作品なので、これから産まれてくる子たちにも見せたいし、作品には素晴らしいメッセージが込められている。お母さんが安心して見せられる作品になっていて、この様な子供が喜んでくれる映画に参加出来た事を誇りに思っているわ」と話った。

最愛のパートナー、ブラッド・ピットとの間には3人の養子と2006年に生まれた実子シャイロがいる
(c)Kazuko Wakayama

ジャック・ブラックは、「この映画が恵まれていたのは、ダスティンがこの映画を単なるアニメと捉えず、他のどの映画とも同じように真剣に取り組んでくれたことだったと思う。それがアニメーターたちの刺激にとなった。俳優の持つスピリットが、アニメーションのキャラクターの演技を刺激したんだと思うよ。」とコメント。

ダスティン・ホフマンと
(c)Kazuko Wakayama

最後にカッツェンバーグは、中国を舞台にしている本作を、「中国4000年の歴史と文化へのオマージュだ」と語ると共に、先日の四川大地震については「せめてこの作品を観て、子どもたちが笑顔を取り戻してくれれば」と配慮を見せる一幕もあった。

『カンフー・パンダ』は7月26日(土)、丸の内ピカデリー1ほかにて全国ロードショー。