キヤノンは15日、A4タイプのモノクロレーザプリンタ「Satera LBP3100」とA3タイプの「Satera LBP3980」を発表した。「LBP3100」は夏、「LBP3980」は6月5日の発売を予定している。

「LBP3980」は、ビジネス向けの機能を搭載したオフィス向けプリンタで、Mac OS 9.1からも使用することができる。A4で35ppm、A3で18.5ppmの高速印刷が可能で、最大印刷解像度は2,400dpi相当(エンジン解像度600dpi)となっている。オンデマンド定着方式によってファーストプリント時間は9.3秒、待機時の消費電力はデフォルトで9W。250枚の給紙が可能な不定形カセットを標準で装備し、オプションによって最大500枚×3段の追加が可能で、合計1,850枚の給紙まで対応している。インタフェースはUSB 2.0に加えて10/100Base-Tを装備しており、オフィスでのネットワーク共有プリンタとして使用できる。両面印刷にもオプションで対応するなど、従来機の「LBP3970」とほぼ同等のスペックとなっているが、新たに標準搭載メモリが64MBから128MBに増加され、最大384MBまで拡張可能になり、IPv6にも対応した。

フォントは、平成明朝体W3、平成角ゴシック体W5、欧文(Courier、Swiss、Dutch、Symbol)など全4書体13セットを内蔵プリンタフォントとして搭載し、さらに和文20書体、かな31書体、欧文100書体のTrueTypeフォントが添付されている。価格は14万8,000円で、OSは、Windows 2000/XP(32bit/64bit)/Server 2003(32bit/64bit)/Vista(32bit/64bit)およびMac OS 9からMac OS Xに対応している。

ビジネス機能満載の「LBP3980」

「LBP3100」は、低価格が特徴の印刷速度16ppmの高速プリンタ。最大印刷解像度は2,400dpi相当(エンジン解像度600dpi)で、オンデマンド定着方式によってファーストプリント時間は8.5秒、待機時は2Wの消費電力という省エネ設計になっている。インタフェースは、USB 2.0を装備。フォントは、和文20書体、かな31書体、欧文100書体のTrueTypeフォントが添付されている。価格はオープンプライスで、市場推定価格は約2万円の見込み。対応OSは、Windows 2000/XP(32bit/64bit)/Server 2003(32bit/64bit)/Vista(32bit/64bit)およびMac OS X v10.3.9以上となっている。

約2万円で手軽に購入できる「LBP3100」