輝度3,000ルーメンを実現したUSBホスト機能内蔵の高輝度モデル「XJ-S57」

カシオ計算機は12日、厚さ43mm、最薄部32mmの世界最薄ボディながらも輝度3,000ルーメンを実現したデータプロジェクタの高輝度モデル「XJ-S57」(USBホスト機能内蔵)、「XJ-S52」、色再現性の向上をはかった輝度2,500ルーメンの高演色モデル「XJ-SC215」(USBホスト機能内蔵)、「XJ-SC210」、輝度2,700ルーメンのスタンダードモデル「XJ-S47」(USBホスト機能内蔵)、「XJ-S42」、輝度2,300ルーメンのエントリーモデル「XJ-S37」(USBホスト機能内蔵)、「XJ-S32」の8機種を発表した。価格はそれぞれ31万2,900円、27万8,000円、26万8,000円、24万8,000円、25万8,000円、23万8,000円、22万8,000円、19万8,000円。発売時期は、XJ-SC215とXJ-SC210が7月上旬、その他の6機種が7月下旬に予定されている。

高輝度モデルとなるXJ-S57とXJ-S52は、光源ユニットや冷却方式を改善することにより、B5ファイルサイズで輝度3,000ルーメンを実現したモデル。明るい部屋でも照明を落とさずに利用できるので、日常的なミーティングから本格的プレゼンテーションまで幅広い用途に活用できるのが特徴だ。

高演色モデルとなるXJ-SC215とXJ-SC210は、高演色光源ユニットの採用やカラーホイールの改良により、色度域を従来機種となる「XJ-S46」より約10%拡大したもの。白の美しさはそのままに、黄色や肌色はより自然に、赤や青はより鮮やかに再現できるため、色再現性を重視する教育現場や医療関係の説明・発表用途に最適だとされている。

また、USBホスト機能を内蔵したXJ-S57、XJ-SC215、XJ-S47、およびXJ-S37の4機種では、市販のUSBメモリを用いてプレゼンテーション・表計算・ワープロ・PDFなどのデータやJPG/BMP形式の静止画、AVI形式の動画をPCレスで投影できる。また、USB無線アダプタを利用すればプロジェクタの設置場所にとらわれずに手元のPCからプレゼンテーションが行える。

このほか、データプロジェクタとしては最高倍率となる広角2倍ズームや台形歪みを自動補正する「縦オートキーストーン補正」、設置や片付けの手間を軽減する「ダイレクトパワーオン」「ダイレクトパワーオフ」、XGAリアル表示やWXGA/WSXGA+/UXGAなどの圧縮表示などが利用できる。

仕様は、本体サイズが270(W)×199(D)×32~43(H)mm、重量が1.8kg。光源が210W高圧水銀ランプ、コントラスト比が1,800:1(テレ時)、縦台形補正が自動は+30度、手動は±30度。投影画面サイズは15~300型、投影距離は最短投影距離が0.84m、60型投影時が1.7~3.4m、100型投影時が2.8~5.6m。投影方式はDLP方式、表示素子は0.55型DLPチップ。入力端子はコンポジット×1、ミニD-sub 15ピン×1。1Wモノラルスピーカーを搭載する。

機種名 輝度 USBホスト機能 価格 発売時期
高輝度モデル XJ-S57 3000ルーメン 内蔵 31万2,900円 7月下旬
XJ-S52 29万1,900円
高演色モデル XJ-SC215 2500ルーメン 内蔵 28万1,400円 7月上旬
XJ-SC210 26万400円
スタンダードモデル XJ-S47 2700ルーメン 内蔵 27万900円 7月下旬
XJ-S42 24万9,900円
エントリーモデル XJ-S37 2300ルーメン 内蔵 23万9,400円
XJ-S32 20万7,900円