NECは16日、クラスタリングソフト「CLUSTERPRO」ブランドの中核製品である「CLUSTERPRO X」の機能強化版、「CLUSTERPRO X 2.0シリーズ」を発売した。価格は60万円から。

CLUSTERPRO X 2.0シリーズは、複雑化する企業内システムを統合的に管理できると同時に、自動的に障害を検知し、正常に動作しているサーバに業務を引継ぐクラスタリングソフト。

今回は、Windows Server 2008のHyper-V機能に対応したほか、障害サーバの筐体ランプを点滅させる機能や共有ディスクとの接続方式としてiSCSI方式が追加された。

主な機能強化点は以下の通り。

管理機能の強化

データベース層に加え、Webサーバ層およびアプリケーションサーバ層の統合管理を強化するため、オラクル「Oracle Fusion Middleware」製品群の実行基盤である「Oracle Application Server 10g」の監視機能を提供(別途「CLUSTERPRO X Application Server Agent 2.0」が必要)。さらに、多数のサーバからなる大規模なクラスタ環境でいち早く障害サーバを把握するため、障害サーバの筐体ランプ(Unit IDランプ)を点滅させる機能を提供。

対応プラットフォームの拡大

Windows Server 2008のHyper-V機能やiSCSIイニシエータによるストレージ接続に対応し、柔軟なクラスタ構成が可能。

遠隔クラスタ機能の強化

従来のミラーディスク構成による1対1の遠隔地間クラスタに加え、各サイト内でクラスタリング対象のサーバを共有ストレージに接続した上で、その共有ストレージをサイト間でミラーリング可能な機能を提供。この機能により、各サイト内での可用性を向上させ、大規模災害などに備えたバックアップサイトへの業務データの退避を実現。

CLUSTERPRO X 2.0シリーズの遠隔クラスタ機能強化点

新製品の価格は以下の通り。

製品名 価格 概要
CLUSTERPRO X 2.0 60万円から 高可用性クラスタソフトウェア(2CPUライセンス)
CLUSTERPRO X Replicator DR 2.0 160万円から 共有ディスクのデータミラー機能(2ノードライセンス)
CLUSTERPRO X Application Server Agent 2.0 30万円から 主要アプリケーションサーバの監視機能。他3製品を用意(2ノードライセンス)