デルは3日、企業が各種システムの新規導入やUNIXマイグレーションを含む更新の初期検討段階に、低コストで利用できる「アセスメントサービス」の提供を開始した。

提供するのは

  • 「仮想化アセスメントサービス(キャパシティプランナー)」
  • 「Oracleアセスメントサービス(データベースクリニック)」
  • 「Oracleアセスメントサービス(ホワイトボードセッション)」
  • 「Exchange 2007アセスメントサービス」

の4種類。

アセスメントサービスは、デルが従来から展開してきた各種パッケージやシステム構築の初期段階に付随する診断、評価、サイジングサービスの独立・強化版にあたる。デル製品のシステム導入とは切り離し、新規導入やUNIXマイグレーションを含む更新の初期検討段階のサービスとして利用可能。

デルのシステムインフラ構築経験に基づき、システム運用開始後の効果/コスト/負荷対策/ボトルネックの改善まで、情報のフローをインフラの観点から見た実効性の高い提案、支援を提供するという。

各メニューの詳細は、以下の通り。

1. 仮想化アセスメントサービス(キャパシティプランナー)

概要 ユーザーが所有するシステム環境の使用状況を調査し、結果からシステムを仮想化環境に移行した場合の効果・可能性について評価を行い、移行後の構成案を提示
参考価格 70万円から

2. Oracle アセスメントサービス(データベースクリニック)

概要 ユーザーが所有するデータベースシステムを定量的に診断し、診断結果を基に、パフォーマンスチューニング/適切なハードウェア増強/UNIXからのマイグレーションなどIT資産再生のための方針を提示
参考価格 98万円から

3. Oracle アセスメントサービス(ホワイトボードセッション)

概要 ユーザーが所有するOracleデータベースシステムの使用状況をヒアリングし、既存環境の整理/問題点の指摘/改善案・推奨構成案を提示
参考価格 20万円から

4. Exchange2007 アセスメントサービス

概要 ユーザーが所有するメールシステムの使用状況をヒアリングまたは調査し、既存環境の整理/問題点の指摘/改善案・推奨構成案を提示
参考価格 100万円から

今後はメニューを拡充し、ストレージ(統合/バックアップ/アーカイブ/情報ライフサイクル管理(ILM))、Windows Server 2008、ユニファイド・コミュニケーション、データセンター(パワー&クーリング)などを順次提供する予定だ。