情報処理推進機構(IPA)は1日、連携プログラム技術評価制度を同機構オープンソフトウェア・センターにおいて運用開始した。情報処理システムの部門間、組織間連携の促進を目的とする平成20年経済産業省告示第60号に基づくもの。

同告示では情報システムの連携により、効率的にITを利活用する企業の比率を2010年度までに大企業・中小企業とも世界トップクラスの水準に引き上げることを目標とし、情報処理システムの連携に有用なプログラム(連携プログラム)における技術要件を示すとともに、製品の同要件への適合性をIPAが評価するものとしている。

連携プログラムの技術評価の実施に際し、IPAは「連携プログラム技術評価制度の基本規程」「連携プログラム技術評価機関の組織及び業務運営に関する規程」「連携プログラム技術評価申請手続等に関する規程」の3規程を定めるとともに、運営方針および技術評価に関する審議等を行う2委員会を設置した。規程のうち「基本規程」と「申請手続等に関する規程」は、同制度の利用者が遵守しなければならない事項を定めたものだ。