米Appleは3月28日 (現地時間)、写真編集・管理ソフト「Aperture 2」の2.1アップデートの提供を開始した。Mac OS Xのソフトウェア・アップデート、または同社Webサイトのサポートから無料入手できる。最新バージョンは画像プラグインをサポートしており、対応プラグインを導入することでサードパーティ製の幅広い画像編集ツールをAperture内で利用できるようになる。

アップデートには、Appleが開発したプラグイン「Dodge & Burn」が含まれる。これはブラシを使って、焼き込みやコントラスト、彩度、シャープネスなどを調節するツールだ。Aperture 2.1で、メニューの[Images]から[Edit With]内の[Dodge and Burn]を選択すると、同ツール用の新しいウインドウが開く。

Appleによると、Nik Softwareの「Viveza」、PictureCodeの「Noise Ninja」、Digital Film Toolsの「Power Stroke」、Tiffen Companyの「Dfx」、dvGarageの「dpMatte」など、ユーザーからの要望が多かったツールのプラグイン化をサードパーティと共に進めているそうだ。同社はまもなく、Aperture向け画像プラグインのソフトウエア開発キット(SDK)をApple Developer Connection(ADC)を通じて無料提供する。

Aperture 2.1に含まれるApple製プラグインツール「Dodge & Burn」

バージョン2.1によってパフォーマンスと安定性も向上する。読み込み、クイックプレビュー、すべてのプロジェクトビュー、 画像調整、ブック、プリントと書き出しなどを改善し、これまでにレポートされた様々な不具合の修正を行った。

Aperture 2は、ユーザーインターフェイスの改良、ライブラリデータベースやRAWデータ処理機能の強化など、旧バージョンに100以上の新機能を追加して今年2月に発売された。日本語版の価格は、フルバージョンが23,800円、バージョン1.5からのアップグレードが11,800円となっている。