東京国立博物館では、「博物館でお花見を」と題して期間限定の夜桜ライトアップをはじめ、桜関連イベントや展示を開催している。

夜桜のライトアップは、ソメイヨシノやエドヒガンザクラなど、10種類もの桜が咲き誇る東京国立博物館庭園(本館北側)で実施。光に照らされて堂々と咲き匂う桜たちは、幽玄な美しさとなるだろう。ライトアップ期間は4月6日まで、時間は17:00~20:00。入園は無料。なお、春の庭園開放は4月20日まで開催しており、10:00~16:00の時間帯で庭園を満喫できる。

また期間中は、庭園内に限定カフェ「さくらカフェ」を設置。ホットコーヒー(300円)や甘酒(500円)などのドリンク類や、ホットドッグ(300円)やマフィン(200円~)などの軽食が気軽に味わえる。夜桜を眺めながら、ホッと一息つけるスポットだ。

さらに同館では、桜に関連した芸術品を展示する。ボランティアによるガイドツアー「東博桜めぐり」では、庭園の桜はもちろん、館内で国宝「花下遊楽図屏風」など、桜にちなんだ作品を説明していく。解説時間は約45分となり、さまざまな"桜"を凝縮した案内を楽しめる。申し込みは当日となり、各日2回(11:00~、13:30~)ツアーを開催。この他にも、夜桜コンサートや茶会などのイベントが盛りだくさんとなっている。

ボランティアによるガイドツアー「東博桜めぐり」(写真は去年の様子)

入館料は一般が600円,大学生が400円、高校生以下および満70歳以上は無料。開館時間は4月6日までに限り、9:30~20:00まで(通常は9:30~17:00)、休館日は月曜日となる。

桜が咲き誇る庭園の風景

国宝「花下遊楽図屏風(部分)」 狩野長信筆 桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 4月20日まで展示予定