ポニーキャニオンにて3月2日、アニメ『しおんの王』のDVD購入者を対象にしたトークイベントが行われた。

毎週土曜深夜にフジテレビにて放送されているアニメ『しおんの王』は、講談社の「月刊アフタヌーン」にて連載中の同名マンガが原作。両親を殺されたショックで言葉を失った主人公・紫音の棋士としての成長と、彼女の両親の殺人事件に関する謎を絡めた、ほかに類を見ない将棋サスペンス作品となっている。

手前から紫音、歩、沙織。紫音の両親の事件の謎を追う本編もいよいよクライマックスに
(C)かとりまさる・安藤慈朗・講談社/「しおんの王」製作委員会

謎の多い作品もいよいよ佳境。壇上にはメインキャラクターの声を演じた川澄綾子、朴ロ美(「ロ」は「王」へんに「路」。以下同)、水野理紗の3名が登場し、アフレコ現場での仲の良さをそのままステージに持ってきたような、和気藹々としたトークが行われた。その模様をできれば誌面でもノーカットでお伝えしたいのだが、そこはDVD購入者限定イベント……というわけで、会場がとくに盛り上がった部分だけ抜粋して少しだけご紹介。

左から川澄綾子、朴ロ美、水野理紗。すでに最終回のアフレコは収録済みだとか

巨乳……の話

水野「沙織は私にとっては初めての巨乳キャラだったんです」

川澄「巨乳だと芝居が変わるの?」

水野「スタッフに『初の巨乳なんだけどなにかしたほうがいいのか』と聞いたら『そりゃあ必要でしょう!』って言われました(笑)。なので気持ちだけは巨乳でやりました。伝わらなかったですけど」

朴「伝わりましたよね?(会場拍手)。ほら、もう理紗ちゃんの声を聞いた瞬間『巨乳!』みたいな」

水野「あ、やったー!」

朴「よかったねえ……」

水野「なんでちょっと引いてるんですか!!」(会場笑)

おへそ……の話

川澄「紫音はすごいスカートが短いですよね。おへそもパカッて見えてて」

朴「そうそうそう。『うわーお!』みたいな」

司会「これはキャラクターデザインの沼田(誠也)くんのこだわりで『天真爛漫な小学6年生は走っておへそが見えても気にならないんだ』と」

川澄「なかなか見えるもんじゃないですよね!?」

水野「そんな小学6年生いませんよ!?」

朴「沼田を連れてこい!」(会場爆笑)

司会「制作も佳境なのでいまごろ徹夜で……」

朴「ああ、徹夜でおへそを描いてる」

久谷……の話

川澄「久谷(徹)役の松川(貴弘)さんはアフレコでも本当に久谷そっくりで、NGを出すとダメ出ししてほしそうな顔でこっちを見るんです」

朴「『なんでいじってくれないんですか~?』って本当にウザい(笑)」

水野「松川さんが自分の劇団のお芝居のチラシを配ってたんですけど、朴さんがすごく拒否をしてて。そしたら朴さんがいないときにカバンにこっそり入れてたんですけど(笑)」

朴「本当にウザいです!」(会場笑)

犯人……の話

川澄「演じてる私たちも本当に教えてもらえなかったですね。監督に聞いても『うーん、どうだろうねえ?』ってニコニコしながら」

朴「スタッフも相当問い詰めたんですよ」

川澄「お酒の席では『もうちょっと飲ませれば吐くんじゃないか?』って(笑)」

朴「そのとき私は先に出なきゃいけなかったんで、綾ちゃんに『聞いといてね!』って」

川澄「私も朴さんに言われたんで、どんどん注いで『どうすか? どうすか?』って。でもミスリードさせられちゃった」

水野「ミスリード、すごくうまかったですよね」

朴「感じ悪いよねえー(笑)」(会場笑)

イベント後半では「『しおんの王』の王決定戦!」ということでクイズ大会を開催。キャラクターのフルネームを答える問題や「自分の一番最初のセリフは?」といった問題に出演者は四苦八苦。そしていよいよ迫る最終回に向けては、紫音役の川澄さんは「最終回はすごい盛り上がって勝手に犯人の根拠とかを考えてたんですよ。『じつは誰々が不倫してて……』とかそういう昼メロチックな展開を想像して楽しんでたんで、みなさんも最後の最後まで誰が犯人か楽しみにしてください」とコメント。衝撃のラストはぜひ放送で、惜しくも放送されない地域の人はDVDでチェックしてほしい!

言葉を失い、セリフはほとんどモノローグという主人公の紫音を演じた川澄

女装した男性棋士という難役をこなした朴。オーディションは男性声優ばかりだったとか

財閥の令嬢、二階堂沙織役を演じた水野。クイズ大会では見事に優勝

トークでは川澄&水野のボケに朴が突っ込みまくる笑い声の絶えないものに。川澄からは謎の真相に関わるポロリ発言も!?

クイズ大会の賞品、ドーナツを賭けて本気で回答中の3人。カンニングはいけませんよ姉さん!

クイズの回答でも共演の松川貴弘をいじり倒す朴。カンニングの意味がありませんよ姉さん!

最後はサイン入り台本争奪のジャンケン大会! 壇上の3人も出す手を予告したり、ひっかけたりと、こちらもかなりの白熱ぶり

沙織がジャケットのDVD最新第3巻には、第5話「勇気の一手」から第7話「遊び駒」までを収録。定価6,300円で3月19日発売
(C)かとりまさる・安藤慈朗・講談社/「しおんの王」製作委員会