スリックは、デジタル一眼レフ+望遠レンズをしっかりサポートしながら画期的な「軽さ」を実現したカーボン三脚「ULTRA 1」シリーズ、「UL-103カーボン」「UL-104カーボン」と、独自のAMT(アルミ・マグネシウム・チタン合金)による5段モデル「UL-105AMT」および自由雲台「SBH-200DQ」を発表した。発売は、三脚が5月、雲台が4月の予定。価格は、UL-103カーボンが77,300円、UL-104カーボンが82,1000円、UL-105AMTが40,500円、SBH-200DQが9,800円。

UL-103カーボン

UL-104カーボン

UL-105AMT

ULTRA 1シリーズの特徴は、脚部のみの重量が約1kg、自由雲台を含めて約1,35kgという軽さを実現している。安定性を確保した上で軽さを実現するため、エレベーターをなくしている。これにより従来モデルよりも低くカメラをセットすることが可能(UL-103の場合、地上最低高173mm)となり、花などのマクロ撮影の際の実用性も向上している。

脚は段数に合わせ、「カーボン仕様」と「AMT仕様」を用意。3段モデル、4段モデルには、軽量化を追求した「多層巻カーボンファイバー」パイプを採用。折りたたみ時の「短さ」を追求した5段モデルには、独自の軽量素材「AMT(アルミ・マグネシウム・チタン合金)パイプを採用している。

カーボン仕様のモデルの脚部は、ナットによる伸縮方式。ナットのゴムをなくすことにより、ナット一つあたり20g軽量化し、3段モデルで120g、4段モデルで180gの軽量化を達成している。

SBH-200DQ

雲台には新開発の中型自由雲台SBH-200DQを標準装備。従来の自由雲台よりも高さを低く、安定感のあるデザインとしている。縦位置にセットする「ボール溝」が2ヶ所となり、構図の調整がより便利になった。また、レバーの固定位置を調整可能とし、使い勝手に合わせた設定ができる。カメラの取り付けはクイックシュー式。あらかじめクイックシューをカメラにセットしておくことにより、撮影現場での素早いセッティングが可能。さらに2軸の水準器を装備、フィールドでの撮影時に水平出しの目安とすることができる。