演劇/パフォーマンスユニットのPort B(ポルト・ビー)は3月19日より、ツアーパフォーマンス『サンシャイン62』を開催する。開催日程は23日まで。

『サンシャイン62』は、巣鴨の商店街を巡る公演『一方通行路~サルタヒコへの旅~』や、実際のはとバスを使ったバスツアー『東京/オリンピック』などを手がけてきたPort Bによる、ツアーパフォーマンス第3弾。同公演では、観客を5人1組にわけ、第二次世界大戦後に巣鴨プリズン跡地に建てられた池袋・サンシャイン60の周辺を散策しながら、戦後から現在までの62年もの歴史を辿る"時のツアー"を展開する。

ツアーでの訪問先は誰かの住居、ホテルの一室、ファミレスの一角……など。すべてに共通するのは、"窓からサンシャイン60が見えること"だ。参加者は、サンシャイン60を眺めながら、「東京裁判」についてのドキュメントの朗読や巣鴨プリズンに関するインタビューを聞いたり、サンシャインを背景に記念写真を撮ったりといったアトラクションを体験する。また、ツアーの終着地である「あうるすぽっと(舞台芸術センター)」にて、ツアーでの見聞をもとにグループワークを行う。制作過程の様子はインターネット上の仮想世界「セカンドライフ」に反映され、世界に発信されるとしている。

A級戦犯7名を含む60名が処刑されたという巣鴨プリズン跡地に建設されたサンシャイン60を巡るツアーパフォーマンス『サンシャイン62』

「この公演の舞台は"都市"。日常的に接している池袋という都市が、ツアーに参加することで、非日常な"池袋"に変わるはず。その感覚を参加者には体験してもらいたい」(広報担当)。

公演時間は13時~16時40分。定員は1日60名。予約はPort B公式サイトから申し込み可能となっている。料金は、前売りが一般3,500円、学生3,000円で、当日がそれぞれ4,000円、3,500円。