――ソフトのメニューでこだわったところは?

私自身が特にこだわったのは、その日の天気や会う友達によって自動的にスタイリングを提供する「オートスタイリング」機能です。オートスタイリング機能とは、感覚的にしているコーディネートを数値化・ルール化してスタイリングする機能ですが、スタイリングを数値化するのは大変な作業でした。その分、この機能を使っていただくことで、「こんな組み合わせがあったんだ」「これも案外かわいいかも」といった発見していただければと思います。

トップス、ボトムス以外にもバッグや靴など、様々なアイテムを自動で組み合せることができる

オートスタイリング機能で提案されたスタイリング

――荒木さんご自身がおすすめしたいメニューはありますか?

私が特におすすめしたいのは、「カレンダー」機能です。日々のコーディネートなどを登録しておくことで、自分の服を客観的な視点から見直すことができます。また、誰と会ったかなども登録できるので、次同じ人に会うときに同じコーディネートにならないよう気をつけることができるんです。その他、今日の占いやラッキーカラー診断といったサブコンテンツもありますので、楽しみながら使っていただけるかと思います。

――荒木さんご自身のブログ「服がキマると、いちにちシアワセ。なブログ」の中で、「MyStylist」でご自身のワードローブに"黒"が多いことが判明したと書かれていましたね? その他、気づいた点はありましたか?

そうなんです(笑)。「MyStylist」で黒い服が多いことが判明してしまい……。「MyStylist」には「アイテムグラフ」という機能もあって、色や季節・種類ごとの自分のワードローブの傾向がわかるようになっているんです。こうしたことって気づいているようで案外、わかっていないんですよね。個人的には、これからは黒以外の服を買ってみようと思っています(笑)。

また、私は「ワンピースとパンツ」のパターンばかりになってしまいがちということも発見しました。なのでマンネリ解消という意味で、オートスタイリング機能を試して、さまざまなコーディネートに挑戦してみたいと思います。

――「MyStylist」にはカメラが同梱されていて、そのカメラで服を撮影しますよね。上手に撮影するコツなどがあれば教えてください。

あまり撮影を難しく考えず、まずは撮影そのものに慣れていただければと思います。最初、洋服を撮影する作業が面倒に感じられるかもしれませんが、まとめて撮影していただき、通勤電車内などの空き時間を利用して情報を登録していただければ、効率良くソフトを楽しんでいただけるはずです。

それでもきれいに撮影したい! という場合は、日中に撮影していただいたほうがより鮮明で実物に近い色合いで登録することができるので、おすすめです。同梱するカメラにはフラッシュがついていませんので、暗い部屋での撮影はやや厳しいかもしれません。後は、バックに白っぽいものを置いたり、壁にかけたりして撮影するといいと思います。私も白いパネルを使って撮影していますよ。

撮影は枠に合わせて行う。明るさや白味も調節可能だという

撮影したもののカテゴリーやシルエット、色といった属性を登録

――現在、洋服ブランドの「INDEX」とのコラボレーション企画としてキャンペーンを実施(3月4日まで)していらっしゃいますが、今後はどのようなキャンペーンなどの展開を考えていらっしゃいますか?

INDEXとのコラボレーションキャンペーンは、INDEXの商品を1,500円以上お買い上げいただいた方に応募券をお渡しし、抽選で30名の方に「MyStylist」と同日発売のPSPの新色ミント・グリーンと「MyStylist」、さらにINDEXオリジナルキャミソールのセットをプレゼントするという企画です。キャミソールのような服と組み合わせたプレゼントは、弊社でも初の試みとなりますし、「MyStylist」のコンセプトにも合っていますので、このキャンペーンを利用していただけると幸いです。

28日発売のPSP本体はミント・グリーン。春の清涼感をイメージ

MyStylist同梱のカメラ装着イメージ

今後予定としましては、「MyStylist」内にあらかじめ入っている服のサンプル画像を増やしていきたいと考えています。現在8ブランドの服が収録されていますが、パソコンを経由してこのブランド数も増やしていきたいですね。

――最後になりましたが、「MyStylist」をどんな方に使ってほしいと考えていらっしゃいますか?

多かれ少なかれ、ファッションに関して悩みがある人に使っていただきたいと思っています。ファッションに悩みがある人は、今よりももっと自分の魅力を高めたいと求めている人ですから。「MyStylist」は、新しいファッションが発見できるソフトです。「MyStylist」を使って新しい自分に挑戦していただき、毎日を幸せな気分で過ごしていただきたいです。

――ありがとうございました。

(C)Sony Computer Entertainment Inc