STマイクロエレクトロニクスは、ARM Cortex-M3をコアに採用した同社のフラッシュマイコン「STM32」をベースにした3相モータ制御開発キット「STM3210B-MCKIT」を発表した。価格は24V DC PMSM(永久磁石同期モータ)を含め1,129ドル。

同プラットフォームは、PMSMとACインダクションモータの両方で使用可能であり、最大48Vで動作する。ハードウェアの設計時間を最短化するために、回路図が提供されており、エンジニアは簡単にPMSMモータを動作させることができる。また、オンボードのカラーLCDとジョイスティックによるリアルタイムの制御と監視、またはオンボードのプッシュボタンとトリマを使用したスタンドアロン動作が可能だ。さらに、SeggerのJ-Link USB給電JTAGエミュレータが同梱されており、フラッシュプログラミングおよびリアルタイムデバッグ機能により、評価から開発段階まで同一のハードウェアおよびファームウェアプラットフォームを使用することができる。

デモアプリケーションの構築に使用されているCファームウェアライブラリを起点として、独自のアプリケーションの開発が可能。Cライブラリのソースコードは、センサレスアルゴリズムを除いて付属のCD-ROMで提供される。