SitePoint CSS Reference

SitePointは31日(米国時間)、CSSのリファレンスサイトSitePoint CSS Referenceを公開した。同サイトはTommy Olsson氏およびPaul O'Brien氏という著名な2人のCSSエキスパートによって執筆されたもの。そのままコピー&ペーストして使えるようなCSSのコードと説明がまとめられたサイトで、CSSを編集するWebデザイナはぜひともブックマークしておきたいサイトだ。

SitePoint CSS Referenceは公開以前となるプライベートベータテストの状態で、すでにSitePointコミュニティからのフィードバックを受けて改善が実施されている。いわば現状でのCSSベストプラクティスがまとまっているコンテンツだ。

SitePoint CSS Reference - そのまま使えるサンプルとブラウザでの対応状況

SitePoint CSS Referenceが秀逸なのは、ベストプラクティスがまとまっていることもそうだが、IE、Firefox、Safari、Operaのそれぞれのバージョンにおける動作状況がまとまっていることだ。CSSを使ったWebページの作成において、CSSはいつでも問題の中心になる。CSSの仕様に完全に準拠したWebブラウザがシェアのほとんどの占めるまでにまだ数年はかかると見られているわけだから、Webページ側で対応しなければならない。

SitePoint CSS Reference- 詳細な互換状況

その点SitePoint CSS Referenceにまとまっている互換状況はきわめて有益だ。主要なブラウザとそのバージョンにおける動作状況が一見してわかるようにまとまっている。問題が発生しそうなCSSの使用をさけ、ブラウザ互換性の高いCSSを採用してページ制作ができる。

JavaScriptを勉強するコンテンツとしてEloquent JavaScriptがある。こちらはデベロッパ向けのコンテンツ、SitePoint CSS ReferenceはWebデザイナ向けのコンテンツというわけだ。双方ともにかなり便利に使える。Webアプリケーションの開発に従事しているデベロッパやデザイナは両方ともブックマークしておきたい。残念ながらEloquent JavaScriptと違ってSitePoint CSS Referenceの方はある程度英語が読めないと不便だが、CSSの基礎知識があればサンプルを見るだけでも何を主張しているかある程度は読み取れるだろう。