日本経済新聞、朝日新聞社、読売グループ本社の3社共同でインターネット事業を行うために作られた日経・朝日・読売インターネット事業組合は30日、3社の新聞記事を"読み比べ"できるニュースサイト「新s あらたにす」を31日朝から開設すると発表した。3新聞の一面や社会面、社説などを比較しながら読めるのが特徴。同組合は「ニュースをより興味深く伝える『新聞ナビゲーションサイト』を目指す」としている。

31日開設予定の「新s あらたにす」のトップページ画面(30日現在のもの)

3社は昨年10月、インターネット事業をはじめ、販売事業、災害時における新聞発行の相互援助などに関して業務提携をすることを発表。インターネット分野については、「ネット分野を活用して新聞を維持、強化していく」とし、2008年はじめに3社共同のポータルサイトを立ち上げるとしていた。

今回立ち上げた「新s あらたにす」では、「くらべる一面」「くらべる社会面」「くらべる社説」などのカテゴリを設け、日経、朝日、読売の3社のそれぞれの記事を比較しながら読めるような工夫をしている。

日経・朝日・読売インターネット事業組合は、「各新聞社が発信する報道や社説、評論の価値を統合または比較しつつ広く提供していくことで、かっ達な言論社会づくりに貢献していきたい」としている。