22日(米国時間)、Ajaxアプリケーション開発向けの統合開発環境を提供しているAptanaは、新しいサーバプロダクトとしてAptana Jaxerを公開した。Aptana Jaxerは同社が「真のAjaxサーバ」と謳うプロダクト。クライアントサイドもサーバサイドも同じようにHTML+JavaScriptのコードが実行できるというものだが、これまでのサーバクライアント技術になれてきたデベロッパにとってはいまいち想像しにくいところがあった。

Aptana Jaxerがリリースされた翌日となる23日(米国)には、さっそくMozilla Foundation, JavaScript Evangelist, John Resig氏によってAptana Jaxerを使うためのサンプルコードが紹介された。jQueryの開発者である同氏はAptana JaxerにおいてjQueryを使う簡単なサンプルコードを自身のブログにおいて公開した。

Aptana JaxerでjQueryを使うサンプルコード - John Resig氏のブログより抜粋

Aptana Jaxerのサイトにもサンプルコードは用意されているのだが、John Resig氏のサンプルの方がわかりやすいので紹介したい。一見すると普通のHTMLファイルのようだが、まさにそのとおりだ。クライアントサイドで使うHTMLファイルと、サーバサイドで使うHTMLファイルに区別はない。注目すべきはscript要素の属性でrunat="both"、runat="server"といった指定をしていることだ。この指定でクライアントサイドで使うのか、サーバサイドで使うのか、双方ともに使うのかを指定している。

これはかなりわかりやすいサンプルコードだ。この要領でクライアントサイドの処理もサーバサイドの処理も同じJavaScriptで記述できる。Aptana Jaxerのサイトには多くのサンプルが用意されているので、感覚がつかめたら本家サイトのサンプルを見てみてほしい。