「OS OpenSpace」を利用したマッシュアップアプリ例

英国測量局(Ordnance Survey:OS)は、地図データAPI「OS OpenSpace」を限定アルファとしてリリースすることを発表した。Web開発者に向け、自局データを利用したWeb 2.0アプリケーションの開発を支援する。

OpenSourceは、開発者向けのAPI公開プログラム。同局のJavaScriptベースの地図データAPIを公開するもの。これにより、マッシュアップなどのWeb 2.0タイプのアプリケーション開発を奨励する。

「slippy map」技術をサポート、ドラッグアンドドロップでイメージを動かしたり、ズームできる。このほか、開発者を支援するためのコミュニティWebサイトも提供する。

地図データは、米Googleの「Google Maps」が火付け役となり、マッシュアップによく用いられているが、英国測量局もこのトレンドに従う。英国政府は、インターネット経由での公共セクターの情報利用に関する独立調査を行っており、今回の英国測量局の取り組みはそれに応えるものとなる。なお、自分たちの地図情報はGoogle Mapsよりも詳細としている。

同プログラムでは、英国全本土の地図データを利用できるが、利用できる地図データには制限がある。また、利用は現時点では非商用目的に限定されている。

13日(現地時間)より開発者に限定したアルファ版として提供されており、2008年初めにベータ版をリリースする。

「Explore」の画面

また、英国測量局は9月に、同局の地図データをベースとしたコミュニティポータル「Explore」(ベータ版)もスタートしている。

Exploreはエンドユーザー向けのWebポータル・プログラムで、ソーシャルネットワーク機能を特徴とする。英国測量局の地図データを利用したルート作成、検索、共有が可能。ユーザーはアカウントを作成してルートの共有や検索などができる。自分の写真を貼り付けたり、レストランや銀行などのPOI(地点情報)を作成したりといったことも可能。

ルート検索では、ウォーキング、ジョギング、犬の散歩、車、ロッククライミングなど利用シーンを選択、距離を選択してコースを検索できる。タグ機能もあり、他のユーザーのルートを見たり、コメントを付けたりできる。グループ機能では、自分と嗜好の似たグループに参加したり、グループを新しく作成したりできる。

英国測量局によると、Exploreはスタートから3カ月ですでに1,400人以上のユーザーが登録し、800以上のルートが作成されているという。