沖データは、ビジネス向けプリンタ「C Series」のハイグレードモデルとして、カラー印刷30ppmのA3対応ページプリンタとしてはクラス最小のカラーLED プリンタ「C8650dn」を12月中旬より発売する。

「C8650dn」は、2006年6月に発売された「C8600dn」の上位モデルで、A4カラーの印刷速度が毎分26枚から30枚にアップされ、ワンランク上の印刷速度とクラス世界最小(485×648×345mm)のコンパクトさを兼ね備えたA3サイズ対応プリンタ。小型ながら、自動両面印刷機能、ネットワークインタフェース(100BASE-TX/10BASE-T)を標準で装備し、セキュリティ機能を強化した「C8800dn」(2007年2月発売)と同様に最大で1200mm×297mm の長尺サイズ印刷に対応している。これにより、垂れ幕ポスターや見開きの提案書など、オフィス内外で使用するさまざまな印刷物を高速に作成できるとともに生涯印刷ページ数約60万枚という高耐久性も実現している。A4モノクロ印刷と最大印刷解像度は他のC8600シリーズと同様に毎分32枚および600×1200dpiと変わりはないが、PostScriptには対応しておらず、ハードディスクの搭載も非対応となっている。

沖データでは、「SMART & TOUGH」をコンセプトに「小さい」「速い」「丈夫」という3つの要素を特長としたC Series にさらに幅広い顧客ニーズに対応するため、A3 対応のスタンダードモデル「C8600dn」の上位機種として、ビジネスで特に必要とされる「速い」の要素をより強化するモデルとして「C8650dn」をラインアップに加えたとしており、価格は「C8650dn」(18万6,900円)よりも4万2,000円アップの22万8,900円に設定されている。

出荷開始は12 月中旬で、沖データではC8600およびC8650dnを年間で計1万台販売する予定だ。対応OSは、Windows 2000/Server 2003/XP/VistaとMac OS 9およびMac OS X v10.4.1で、Mac OS X v10.5はまだ未対応となっている。