東京美術倶楽部(東京都港区新橋)において11月23日~25日の3日間、若いアーティストにスポットをあてた「東京コンテンポラリーアートフェア」が開催される。

水野暁 : 方程式の無力 2005年 板、油彩 727×920mm

国際的なアートシーンが活況を示しているなか、わが国の美術界の低迷は如何ともしがたいものがある。一方現代美術は極めて盛況。国内外のオークションやアートフェアではマスコミを賑わし、広く多くの人に認知されている。

同展はこの現実を真摯に受け止め、日本美術界が世界レベルに追いつく契機となるべく、若いアーティストにスポットをあてるために企画されたもの。若いアーティストの作品をおよそ600点を一堂に集め、より多くの人に気軽に現代アートに親しんでもらえるように作品は1万円台から提供する。

喜多順子 : 汐 2000年 キャンバスに油彩 1190×840mm

会場は、100年の歴史を持つ美術の殿堂「東京美術倶楽部」。若い世代のギャラリスト及びアーティストの参加を集い、加えてアートに気軽に触れるチャンスの場を作って多くの閲覧者を集め、「アートを保有する喜びをコレクターとギャラリーが共有する場」にしたいと関係者は意気込んでいる。