米ソニークリエーティブソフトウェアはプロ向けビデオ編集ソフトウェアの新製品「Vegas Pro 8」を12月7日に発売する。パッケージにはDVDオーサリングソフト「DVD Architect Pro 4.5」と「ドルビーデジタルAC-3エンコーダ」などが同梱される。

「Vegas Pro 8」はAVCHDをはじめとする多様なファイル形式に対応したビデオ編集ソフトで、Sony AVCHDはもちろん各社のAVCHDビデオファイルの取り込み、編集、書き出しのほかXDCAMの映像を再圧縮せずにレンダリングすることも可能となっている。

音編集に強いのも同製品の特徴で、24ビット、192kHzのオーディオファイルの入出力に対応し、インタフェースとしてDAW並みのマルチトラックミキシングコンソールを備えている。画質面では、32ビット浮動小数点ビデオ処理に対応したことにより、映像の劣化を最小限にとどめた加工が可能となっている。

Vegas Pro 8のタイトル編集画面(左)とマルチトラックミキシングコンソール(右)

そのほかの特徴としてはマルチカメラ映像を迅速に編集できる新しいマルチカメラワークフローの搭載やタイトル制作プラグインの「ProType Titler」が同梱されたことによるタイトル編集機能の強化が挙げられる。またチュートリアル機能として、同社のコンシューマ向けビデオ編集ソフト「Vegas Movie Studio 8」で搭載されている「操作手順チュートリアル」が採用されている。

)「操作手順チュートリアル」は画面上に操作の手順とその箇所が表示される機能だ。わからない操作があるときにもあわててマニュアルをめくらなくても済むようになった

対応OSはWindows XP/Vista。販売予定価格は通常版が9万9,750円、アカデミック版が7万1,400円、乗換版が8万1,900円となっている。国内での販売、サポートはフックアップが担当する。