サン・マイクロシステムズは30日、「Sun Java System Application Server 9.1マルチリンガル版」の無償ダウンロード提供を開始した。開発目的、運用目的を問わず無償で利用できる。

Sun Java System Application Server 9.1マルチリンガル版は、Java EE 5対応のオープンソースアプリケーションサーバ「GlassFish V2」をベースとしたJava EE 5互換アプリケーションサーバで、9月17日に米国で発表された「Sun Java System Application Server 9.1」を日本語を含む多言語対応としたもの。従来のPlatform Editionと比較すると、クラスタリング機能や管理機能が強化されている。開発環境は、オープンソースの統合開発環境NetBeans 5.5.1が利用できるほか、NetBeans 6.0 betaとの統合利用も可能だ。

なお、サポートが必要な場合は有償のライセンスを購入することにより、サポートサービスが利用できる。ライセンスは、システムに搭載するCPUのコア数に関係なく、1ライセンスで最大4ソケットまで利用可能だ。また、高可用データベースの機能を利用する場合は別途HADBライセンスが必要となる。

ライセンス価格とサポート価格(Standardサポート)は、アプリケーションサーバがそれぞれ225万2,000円、39万7,800円、高可用DBライセンスがそれぞれ113万4,000円、19万9,800円。

対応プラットフォームは、Solaris、Red Had Linux、Microsoft Windows。

管理コンソール

NetBeansとの統合利用