加Matrox Graphicsは16日(現地時間)、ファンレス仕様のグラフィックスカード「Millennium P690シリーズ」6製品を発表した。出荷は10月より開始される。

全モデルファンレス仕様を実現した「Millenium P690シリーズ」

今回発表されたのは、PCI Express x16接続の「P690 PCIe x16 128MB」、PCI接続の「P690 PCI 128MB」、PCI Express x16接続のLow Profileカード「P690 LP PCIe x16 128MB」、PCI Express x1接続のLow Profileカード「P690 LP PCIe x1 128MB」。このほか、オプションのクアッドモニターアップグレードケーブルを併用することで、最大4画面のアナログ出力が可能なPCI Express x16接続のLow Profileカード「P690 Plus LP PCIe x16 256MB」と同じく最大4画面のアナログ出力が可能なPCI接続のLow Profileカード「P690 Plus LP PCI 256MB」の2種類の「Plus」シリーズがラインナップされている。価格はそれぞれ、199ドル、199ドル、249ドル、249ドル、289ドル、289ドル。クアッドモニターアップグレードケーブルは99ドル。

いずれも2系統のデジタル/アナログ出力をサポートするほか、Plusシリーズではグラフィックスカードを2枚差しすることで最大4画面のデジタル出力、または8画面のアナログ出力が可能だ。また、消費電力を低減して「Plusシリーズ」では12W以下、その他4製品では10W程度としたことにより、全ラインナップでファンレス仕様を実現している。

対応OSは、Windows 2000 / XP / XP x64 / Vista / Vista x64 / Server 2003 / Server 2003 x64。最大解像度はデジタル出力が1,920×1,200ドット、アナログ出力が2,048×1,536ドット。インタフェースはフルサイズカードがDVI×2、Low ProfileカードがLFH60。フルサイズカードではDVI-I-ミニD-Sub15ピン変換アダプタ、Low ProfileカードではLFH60-to-DVI-Iデュアルモニター変換ケーブルとDVI-I-ミニD-Sub15ピン変換アダプタ2個、ATXブラケットが同梱される。