産業用コンピュータやネットワーク機器のメーカであるコンテックは、画像配信ユニット「FlexNetViewer」を2日から発売する。本製品によりパソコンのVGAの画像信号をTCP/IPに変換し、EternetとHUBを使って接続距離を延長したり複数のモニタに表示できる。

画像配信ユニット「FlexNetViewer」

本製品は、送信機と受信機の2つの機器で構成されている。送信機側でVGA出力端子からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、受信機側に送信する。受信機側では、それを再びVGAのアナログ信号に変換してモニタに表示する。このとき、デジタル信号(画像信号)の送受信はEthernet経由で行い、HUBを使って複数のモニタに分配することもできる。

アナログの画像信号の場合、送受信の距離を長くしたり分配すると信号が劣化し、受信した画像も劣化する。本製品の場合は、送受信の際に劣化の少ないデジタル信号に変換するため、長距離でも画像を劣化させずにモニタに表示できる。また、複数のモニタに分配した場合にも、劣化がほとんど見られない。

また、本製品はリモートデジタルI/Oを搭載しており、接続したデジタル機器をパソコン上からリモートで制御できる。そのため、例えば本製品に接続したスイッチのON/OFFを監視したり、照明を点灯させるといったことができる。なお、デジタルI/Oは非絶縁LVTTLレベル入力と非絶縁LVTTLレベル出力をそれぞれ4点備えている。

価格は、送信機(型式:RP-VL-S-01)は60,900円、受信機(型式:RP-VL-R-01)は57,750円。