米マイクロソフトのExcel/Excel Services開発チームは、「Microsoft Excel 2007」および「Microsoft Excel Services 2007」で掛け算の結果にミスが出るというバグが発見されたことを明らかにした。すでに修正パッチの準備が最終段階にあり、間もなくダウンロード提供が開始される。

同開発チームによると、Excel 2007/Excel Services 2007で、一部の掛け算の計算結果が、65534.99999999995~65535か、65535.99999999995~65536になると、セル上には100,000と表示されてしまうバグが見つかった。77.1×850や5.1×12850などの計算式が、このバグの影響を受けるとされているが、16383.75×4などの計算式では正しい計算結果が表示されるようだ。

今回のバグは、Excelの計算ロジックが「Microsoft Office 2007」の開発中に変更されたことにともなうもので、Excelの他のバージョンには影響しないという。