G3MXについて

Q: G3MXはStandard DDR3ベースで2009年に導入されます。

A: その通りだ。

Q: その場合、Registerd DIMMベースになるのでしょうか?

A: 顧客がサーバーを構築する場合、そのメモリについては、3つのクラスがあると考えられる。我々はGood/Better/Bestと考えているが、このGoodというのはNon ECCのUnbuffered Memoryだ。BetterではRegistered ECC Memory、そしてハイエンドにおいてはさらに高いバンド幅と大容量メモリが必要であり、この場合には内蔵するメモリコントローラが将来のDDR3 Memoryを直接扱える様になるだろう。こうしたVery High Endの構成では、G3MXと呼んでいるメモリバッファだが、これがメモリコントローラと将来のDDR3メモリを直接繋ぐ形になるだろう。これによりより大容量のメモリと、そして副次的により高い帯域を得ることが出来る。

これには利点と欠点がある。利点は大容量と高帯域で、欠点は余分なコストが掛かることだ。ただVery High Endの構成においては、メモリバッファの追加コストが大きな問題になることはない。

Q: 確認ですが、Registered Standard DDR3 Memoryですよね?

A: その通りだ。Buffer ChipはMemory ControllerとMemory Socketの間に入る事になる。ハイエンドシステムにおいては、ECCやRegisterへのニーズは高い。

Q: レイテンシの問題から、Registered DDR3は1チャネルあたり2スロットに制限されていますが、これを拡張できるということですね?

A: その通りだ。

Q: 例えば2P Opteronは図1上側の様な構成になるわけですが、ここで片方のCPUの代わりに、HT I/FとMemory I/Fだけを搭載したチップを作り、この先にMemoryを搭載する事でメモリ帯域と搭載量を増やす(図1下側)といった構成も技術的には可能だと思うのですが、いかがでしょう?

図1

A: G3MXの場合、例えば2P Opteron(図2上側)なら、このようになる(図2下側)。ここで紫のものがBuffer Chipになる形だ。

図2