今回のレポートは『Another Century's Episode 3 THE FINAL』『らき☆すた』『ガンダム』が特に目についた。新劇場版が好調なスタートを切ったエヴァも、こと秋葉原で強い存在感を出そうとするなら、よっぽどの特色を出していかなければ埋もれてしまうほどである。そして、その特色の代表的なものを今回、ショップのショーウインドで発見できた(かもしれない)。それは……。
ガンダムからキングゲイナーまでてんこ盛りなゲーム
バンプレストから、ガンダム、ナデシコ、ニルバーシュ、バルキリーなどてんこ盛りの機体を操作可能なプレイステーション 2用アクションゲーム『Another Century's Episode 3 THE FINAL』が発売され、各ショップの店頭をにぎわせていた。使用可能機体は100種以上とされ、戦闘時には原作アニメ主題歌が流れるといった凝りよう。そのうち、ボーカル入りは15曲に及び、原作BGMも9曲収録している。ショップでの価格は6,480円。
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アソビットゲームシティの2階ではモニターを2台使用してAnother Century's Episode 3 THE FINAL』のPR。立ち止まってデモを食い入るように見ている人が多かった |
初期購入者には特典が付くこともあり、店頭でも売れていたようだ |
バンダイナムコゲームスからは、ニンテンドーDS用ソフト『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Z さらにできるようになったな!』が発売。前作『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀DS 親父にもアガられたことないのに!』は、ファーストをネタにした麻雀ソフトだったが、本作にはZキャラも参戦し、ファースト、Zキャラの入り乱れた漫才(?)も楽しめる。"リーチ"や"ロン"などの宣言もオリジナルボイスでしゃべりまくるので、ガンダム好きなら思わずニヤリとしてしまう内容となっている。ショップでの価格は4,380円。
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『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Z さらにできるようになったな!』は、デモ画面を見ているだけでもかなり笑えるソフト。画面ではカミーユがロンあがりしている |
陳列棚にも同ソフトがびっしり |
『らき☆すた』攻勢とどまらず
CDは『らき☆すた』のキャラクターソングがいきなりの4枚同時発売となり、アソビットゲームシティでは既発のアイテムとともに壁一面を占拠したPRが行われていた。今回発売されたのは、「Vol.001 泉こなた(平野綾)」「Vol.002 柊かがみ(加藤英美里)」「Vol.003 柊つかさ(福原香織)」「Vol.004 高良みゆき(遠藤綾)」というメインキャラクター4人。ジャケットは各キャラともに同じポーズを決めているが、性格が反映された表情が楽しい。ランティスより発売され、価格は各1,200円。
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とある壁一面の上下左右、すべて『らき☆すた』関連で埋め尽くされていたアソビットゲームシティ |
「Vol.001 泉こなた(平野綾)」「Vol.002 柊かがみ(加藤英美里)」のジャケット |
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こなた、かがみのCDに続いて番号順にならべられたつかさ、みゆきのCD |
こちらは「Vol.003 柊つかさ(福原香織)」「Vol.004 高良みゆき(遠藤綾)」のジャケット |
おなじくランティスからは、「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS オリジナルサウンドトラック」が発売。JAM Projectが音楽を手がけたディスク4枚組の超ボリュームCDで、これまでのスパロボOGの集大成的な内容となっている。価格は3,800円。
キングレコード(スターチャイルド)からは、堀江由衣、浅野真澄、木村まどか、神田朱未、たかはし智秋の5人で結成されたAice5の「Re.MEMBER」が発売。Aice5は9月20日をもって解散すると発表されており、このCDがラストシングルとなる。
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「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATIONS オリジナルサウンドトラック」。モニターではゼンガーの見得きりシーンが繰り返し再生されていた |
Aice5のラストシングル「Re.MEMBER」 |
ビクターエンタテイメントからは、「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX CD-BOX」が発売された。これまでに発売されたアルバム5枚に加え、CD未収録音源もSPECIAL CD「O.S.T.4-(マイナス)smooth in the shell」としてついにCD化。さらにタチコマの記憶の断片として、タチコマ系音楽18曲(MP3形式)、タチコマのVoice SE 65個 / 少佐、バトーらのVoice SE 15個(MP3形式)、O.S.T. PV / be Human TV CM(MP4形式)、画像12枚(jpg形式)を収集したタチコマUSBフラッシュメモリ(256MB)を同梱する。価格は14,700円。
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こちらはパッケージ |
また、島谷ひとみが歌う『Another Century's Episode 3 THE FINAL』のテーマソング「深紅/愛の詩」がゲームの発売に合わせて、エイベックス・エンタテイメントより発売開始。価格はCD+DVDが1,680円、CDのみが1,050円。取材当日、アソビットゲームシティ店内ではパワープレーが行われ、各フロアでこの曲を何度も聴くことができた。
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「深紅/愛の詩」もゲームに負けじと大プッシュされていた |
店員のコメントのように『Another Century's Episode 3 THE FINAL』のOPムービーは卑怯なくらいかっこいい。思わず、CDが欲しくなる!? |
DVDは、キングレコードから『がくえんゆーとぴあ まなびストレート! STRAIGHT6 期間限定版』(ショップでの価格は5,380円)など、シリーズの続巻が発売されていたが、発売ラッシュの月末を過ぎていたためか、新作に関してはとくに注目作品はなかった。
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『がくえんゆーとぴあ まなびストレート! STRAIGHT6 期間限定版』 |
この作品で、学校の良さを再確認せよ |
等身大 綾波フィギュアがお目見え
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の公開に合わせ、ショップの陳列にも熱が入ってきたようで、コトブキヤ ラジオ会館店ではショーウインドに秋山工房の「綾波レイ 等身大フィギュア」を展示。価格は430,000円也。また店内にはエヴァの特設コーナーも設けられ、関連グッズが一堂に展示・販売されていた。
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秋山工房の「綾波レイ 等身大フィギュア」は、全高約160cm、重量約6kg |
塗装済み完成品で、スチール台座が付属する。納期は1カ月～とのことなので、欲しい人は早めに注文! |
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コトブキヤ ラジオ会館店の2階では、エヴァ関連商品を展示 |
エヴァの特設コーナー |
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バンダイから発売されている初号機と零号機のプラモデル。価格はそれぞれ3,990円、3,675円 |
「エヴァンゲリオンPinky Ver.2」も発売されていた。価格はレイ、アスカともに1,428円 |
海洋堂からは「みつみ美里 ルシア」が、約1/7スケールのPVC/ABS、塗装済み完成品で発売された。ルシアはみつみ美里のオリジナルキャラクターで、初の立体化を原型師BOMEが手がけている。価格は4,725円。アニプレックス×ハピネット(制作: アルター)からは、『焼きたて!!ジャぱん』のヒロイン・梓川月乃が水着ver.で登場。1/8スケールのPVC塗装済み完成品で、縦じま模様の水着姿と髪をかきあげている仕草が色っぽい一品となっている。価格は5,229円。
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「みつみ美里 ルシア」 |
胸元など、かなりそそるデキです |
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梓川月乃の水着姿を立体化。ちなみにパンは付いてきません |
パッケージ裏面を見れば、色気漂うポージングがわかる |
TV放送が終了してもアイテム数の増加に歯止めがかからない『一騎当千』から、「関羽雲長 苺みるくver.」がオーキッドシードより発売。1/7スケールのPVC塗装済み完成品で、赤と白を基調とした関羽らしからぬ(?)コスチュームをまとった姿を立体化。後ろからのアングルは、期待を裏切らないかなりセクシー&ヤバさだ。価格は6,800円。もうひとつアニメ化作品から『ローゼンメイデン』の「真紅」が、アルターより発売された。ノンスケール(全高約19cm)の塗装済み完成品で、価格は6,800円。
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「関羽雲長 苺みるくver.」。後ろからのアングルは、ぜひ自分で確かめてほしい |
パッケージはケーキの箱を意識したデザインとなっている |
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アルター版「真紅」 |
パッケージ表面はフタになっていて、開けると中が見える仕組み |
秋の新番組『起動戦士ガンダム00』に登場する主役メカ「ガンダムエクシア」の1/144スケールプラモデルがバンダイから発売。FIRST GRADE(FG)と称される新しいガンプラのシリーズで、プラモデル製作の入門用に適したパッケージとなっている。価格は525円。
コトブキヤからは、ゲーム『ARMORED CORE 3』に登場する「MAIN CORETYPEミラージュ C02-URANUS(ウラヌス)」が、1/72スケールで発売された。ポリキャップ使用によるフル可動キットで、これまでの機体と組み合わせ、カスタマイズすることも可能となっている。価格は3,150円。
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FG「ガンダムエクシア」 |
「MAIN CORETYPEミラージュ C02-URANUS(ウラヌス)」 |
取材を終えて
今回、特に驚いたアイテムと言えば、やはり秋山工房の「綾波レイ 等身大フィギュア」である。ショーウインドウに飾られていたが、実は帰り際まで気づかず、外国人の方がなんか激写しているな～と目線を移した先にそれはあった。果たして外国人の方は、それを綾波だと知っている上で写真を撮っていたのか? それともただ物珍しいくらいの感覚でいたのか、いまとなっては知る由もない……。