エムエスアイコンピュータージャパンは30日、FSB1333MHzに独自対応したインテル 945GC Expressチップセット搭載マイクロATXマザーボード「945GCM5-F V2」を発表した。価格はオープンだが、予想実売価格は1万円前後。出荷はすでに開始されている。

MSI「945GCM5-F V2」

945GCM5-F V2は、インテル 945GC Expressが本来サポートしているFSB1066/800/533MHzに加え、FSB1333MHzにも独自に対応したのが特徴。FSB1333MHzのCore 2 Duo E6x50シリーズも利用できる。ただし、チップセットの仕様により、FSB533MHz設定時はDDR2 667メモリの動作周波数が533MHz、FSB1333MHz設定時はDDR2 533メモリの動作周波数が500MHzに制限される。なお、サウスブリッジにはICH7が採用され、RAID機能は用意されていない。

DIMMスロットは、DDR2 SDRAM(667/533MHz)対応のものが2基で、最大搭載可能メモリ容量は2GB。グラフィックス機能は、チップセットに統合されたインテル GMA950のほか、PCI Express x16タイプのグラフィックスカードの増設によるグラフィックス機能の強化も可能だ。拡張スロットは、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、32bit PCI×2で、SATA-IIポートが4ポート、ATA100対応パラレルATAが1ポート用意されている。その他のI/OインタフェースはRealtek RTL8111BギガビットLAN×1ポート、USB2.0×8ポート(うち4つはピンヘッダ)、Realtek ALC888 Vista対応8ch HDオーディオ出力(3.5ミリ ステレオミニピンジャック×6系統で対応)、D-Sub15ピン出力×1、PS/2×2(キーボード/マウス用)となっている。

Certified for Windows VISTAロゴを取得していて、Windows Vista Home Premiumなどの最新OSにも対応する。また、インターネット接続環境とActiveX対応Webブラウザを利用してBIOSと各種ドライバソフトウェアを自動アップデートできる同社独自の新サービス「LiveUpDateOnline」も利用できる。

サイズは24.5×22.5cm。1年保証が付属する。