日本CAは30日、ネットワークのキャパシティを把握し、的確で迅速な意思決定を支援するネットワーク・パフォーマンス管理ソリューションの最新版「CA eHealth r6」を発表した。

「CA eHealth r6」は、ネットワークのパフォーマンスを監視し、傾向を分析、異常時にアラートを発することにより、エンドユーザに提供している重要なビジネスサービスに影響が出る前に問題を特定するネットワーク管理ソリューション。さまざまな監視対象から収集したデータを基に傾向を分析し、ネットワーク全体の可用性や健全性を測定するほか、将来のパフォーマンスを予測してインフラストラクチャに対する投資計画の立案に役立てることもできる。また、ビジネスの成長がネットワークに及ぼす影響についても予測できるため、ユーザは既存のネットワーク・リソースをより効果的に配分し、ITコストの削減を図ることもできる。

今回の最新版では、管理用ユーザ・インタフェース「OneClick」を採用。これにより、ユーザのグループ化やアカウント管理をより簡単に行えるようになり、人事や財務など、業務の観点から管理対象を直感的に定義することができるため、ビジネスサービスの視点に基づいたキャパシティ分析が容易となる。

また、今回初めて日本語化された、役割ベースのポータル「Business Service Console」は、障害が発生した際に経営者やIT部門の責任者、担当者などの役割別に、その障害とITサービスとの関連性を可視化が行える。ユーザはより迅速かつ的確なコミュニケーションや意思決定を行うことが可能だ。

さらに、7月に最新版を発表した、同社のシステム管理ソリューション、「CA Unicenter Network and Systems Management」(CA NSM)との連携が可能で、異種混合環境においても、ネットワークやシステムなど、あらゆるインフラストラクチャを包括的かつ一元的に管理できるのが特長だ。

今後は、英語版では先行して提供されている、レポートの作成・カスタマイズを強化するレポーティング・エンジン「Report Center」の日本語版も提供される予定だ。

管理サーバの対応環境は、Windows、およびSolaris。価格は、導入環境に応じて変動する。