東京メトロは9月7日、国立劇場の協力のもと「メトロ文楽 IN 永田町駅」を開催する。大阪の夏祭りを舞台にした文楽「夏祭浪花鑑」の一部が解説つきで無料上演されるもので、日本の伝統芸能が身近に楽しめるイベントとなっている。

国立劇場の9月文楽公演では、「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」のほか、写真の「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」も上演される

文楽は、ユネスコの「世界無形遺産」にも登録された日本の伝統的な人形劇。太夫の語りと三味線演奏、そして人形遣いによる演技の3つで成り立つ。今回は、文楽人形遣いの吉田玉也氏ら出演者らが、大阪の夏祭りを舞台にした「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の一部を演じる。なお、同イベントは永田町駅からほど近い国立劇場で9月8日~24日に開かれる「9月文楽公演」でも上演される。

舞台について同社広報担当は、「初心者でもわかりやすい演目で、解説もついています。ぜひ、大勢の方に楽しんでいただきたい」と話している。

開催場所は、東京メトロ永田町駅改札内乗換え広場(B3F)。上演時間は17時30分から30分間の予定。座席は30席ほど用意され、立ち見も可能とのことだ。