13日(オーストラリア時間)、テクノロジープロファイリングWebアプリケーション「BuiltWith.com」が公開された。BuiltWith.comは対象とするサイトがどういったテクノロジーで開発され構築されているかを調査するWebサービス。デベロッパ、デザイナ、研究者向けのWebサービスで、どの技術を実装に採用するかの調査を支援することを目的としている。

マイコミジャーナルをBuiltWith.comで分析した結果

BuiltWith.comは分析結果をAnalytics and Tracking、Widgets、Frameworks、Publishing、Content Delivery Networks、Advertising、Aggregation Functionality、Document Information、Encoding、Site Informationといった10のカテゴリに分類して報告する。報告される情報は採用する技術やデザインを検討するにあたってきわめて有用なものだ。リサーチを実施するにあたってきわめて有効なツールとして活用できるだろう。同テクノロジを採用しているほかのサイトの情報も表示されるほか、ほかの解析サービスへのリンクも表示されるなど至れり尽くせりだ。

BuiltWith.comでは3つの方法で収益をえる計画を持っているという。ひとつはドネーションによるもの、もうひとつは広告収益、最後のひとつは有償アカウントによる拡張機能の提供だ。

同サービスで提供されている解析機能はきわめて有用であるように思える。日々新しいフレームワークやライブラリ、コンポーネント、Webテクノロジが公開されている昨今では、どういった技術を採用するかが、その後の開発の優劣の多くを左右する傾向があるからだ。目的に一致した技術やコンポーネントが採用できればそれだけで有利になる。

そうした点においてBuiltWith.comで提供されているサービスは興味深いものだ。とくに採用する技術を検討する立場にあるデベロッパや、システム開発の全容を検討するアーキテクトの立場の方々に採用をお薦めしたい。