エグゼソリューションズは、Windowsファイルサーバ用の情報漏洩対策、および監査ツールソフトウェア「FC1 Audit」を8月1日より販売、9月1日より出荷を開始する。価格はライセンス価格が500,000円(税別/監視対象サーバ1台あたり)。レンタル価格が年間250,000円(税別/監視対象サーバ1台あたり)となる。なお、ライセンス販売の場合、保守料金は別途ライセンスの20%となり、レンタル販売の場合は保守料金が価格に含まれ、初年度の最低契約期間は2年間からとなる。

製品は、インテリジェントソフトウェアーが開発し、エグゼソリューションズが販売するWindowsファイルサーバを対象にした監査ツール。監視対象となるファイルサーバにエージェントをインストールすることによって、クライアントPCから対象ファイルサーバへの操作を監視する。特徴として、クライアントPCからのファイルサーバの操作のみならず、コンソールからのサーバ管理者の操作も監視範囲に含まれる点、GUIによる操作・運用の容易性、FC1 Audit監査サーバ1台で最大200台のファイルサーバを一元管理できる点などがあげられる。

監査内容としては、対象期間に対象者が特定のファイルに対して行った操作を分析する「ファイル分析」、対象期間に特定のユーザが行った操作を監査単位で分析する「ユーザ分析」、対象期間に特定された操作を、どのファイルに誰が行ったかを列挙する「行動分析」などがある。

対象期間 特定期間、特定曜日、特定時間帯
対象者 ログインアカウント名、ユーザ名、クライアントPC名
操作内容 作成、参照、更新、削除、ファイル名変更、コピー、移動、アクセス変更権、属性変更、所有者変更、不正アクセス
監査単位 ファイルサーバ全体、フォルダ、ファイル、ファイル種別

動作環境は、OSがWindows Server 2003、CPUがPentium4 1.4GHz以上、20GB以上の空き容量のあるHDD、メモリ1GB以上。また必要なアプリケーションとして、Microsoft SQL Server 2005(FC1にはMicrosoft SQL Server 2005 Expressが同梱)。監視対象ファイルサーバはWindows 2000 Server/Windows Server 2003の他、クライアントPCに常駐させるセキュリティソフトFogosエージェントとの組み合わせにより、Sambaや各種NASも監視可能となる。