富士通は、エンタープライズ向けの2.5型HDD「MHY2 BS」シリーズを8月末に販売する。容量は最大200Gバイト。サーバやストレージなどのエンタープライズシステムのほか、ATMシステムやPOSシステム、医療用機器などの産業用機器といった、24時間連続稼動など過酷な環境下で稼動するシステムでの需要を見込んでいる。

エンタープライズ向けの2.5型HDD「MHY2 BS」シリーズ

本シリーズのラインナップとして、40/60/80/100/120/160/200Gバイトの各容量の製品を揃える。インタフェースにはSerialATA(SATA)を採用。回転数は5.400rpm、平均シーク時間は読み出し時は12ms、書き込み時は14msとなっている。データ転送速度は最大150Mバイトで、バッファサイズは8Mバイト。耐衝撃性は、動作時は325G(2ms)、非動作時は900G(1ms)である。

また性能の低下を防ぐため、複数のHDDを搭載した際に発生する振動(ローテーショナルバイブレーション)を抑える機能を備えている。なお、本製品はEUの有害物質規制であるRoHS指令に対応している。