日本ヒューレット・パッカードは23日、ネットワーク管理ソフトウエア「Network Node Manager」(以下、NNM)対応のIPマルチキャスト用プラグイン「HP Network Node Manager Smart Plug-in for IP Multicast 3.1」を発表した。独自の自動ディスカバリ機能でIPマルチキャスト対応製品を検出し、経路を描画。障害発生個所などを色の変化で通知する。出荷開始は7月28日。

視覚化されたIPマルチキャスト対応管理ツールは業界初。ネットワーク上にあるマルチキャスト対応のルータなどを、サービスに参加できないルータも含めて自動検出し、全体のトポロジをアイコンで描画する。「配信フロー表示機能」で、IPマルチキャストグループのソースからエンドまでを表示し、現在どのソースがどこにデータを配信しているかを視覚的に把握できる。NNMのオプション製品なので、通常のネットワーク製品と併せて1つの監視端末で管理できるのも特長だ。

このほかに、リアルタイムに障害分析を実施して対処法を表示する「RCA(Root Cause Analysis)機能」や、IPマルチキャスト関連のイベントを通知する「イベント通知機能」、IPマルチキャストグループごとのトラフィック状況を表示する「トラフィックモニタリング機能」などを搭載している。

価格は、1ライセンス278万4,600円。対応サーバOSはHP-UX(11.0および11.11)とSolaris 8.9、クライアントはWindows 2000 SP4/XP/2003、Java JPI 1.4.2_01。