エーアイコーポレーション(AIC)は、米Datalight製のフラッシュファイルシステム「FlashFX Pro」と電源断ファイルシステム「Reliance」のバイナリ版評価用ソフトウェア を無償で配布する。7月3日より同社のWebサイトからダウンロードできる。

「FlashFX Pro」は、フラッシュメモリをHDDやFDDといったディスク装置と同様のイメージで自由に読み書きできるようにするためのデバイスドライバである。OSのファイルシステム下で、ディスクのセクターI/Oのエミュレートを行う。

「Reliance」は、電源断やシステムクラッシュが起きても、ユーザデータを保持できるファイルシステムである。FATを使わない独自のフォーマットを用いている。

今回発表されたバイナリ版評価用ソフトウェアは、評価期間に制限がない。また、サポートについても同社が無償で行う。ただし、「Reliance」のトランザクション回数が5万回、「FlashFX Pro」の使用できるメモリ容量が最大2Mバイトといった制限を設けている。また、本ソフトウェアはバイナリでの提供となり、ソースコードでの提供は行わない。

サポートするOSは、Nucleus PLUS、VxWorks、Windows CE。対応するマイコンは、XscaleやARM9、PowerPC 603、PowerPC 440、x86、MIPS、SH7751。NOR型フラッシュメモリ、NAND型フラッシュメモリ、OneNAND、HDDなどのストレージで利用できる。