スマートティプスとクレディストは25日、Google Search Appliance製品と簡単ファイル集約ツールと融合した共同開発ソリューションである「SmartEntry for Google Search Appliance」を発表した。電子メールに添付したファイルを特定のアカウントに送信するだけで自動的にサーバに保存、Google Search Appliance製品で検索可能にする。

システム構成図

「SmartEntry for Google Search Appliance」は、企業内で加速的に増加/分散するデジタルデータの効率良い構築、また構築された膨大なデータの中から適切な情報を迅速に探し出す、企業内統合検索基盤(Enterprise Search Platform: ESP)の構築をより簡単に実現するたツール。

操作はひじょうにシンプル。従来は、ユーザに添付して送っていたファイルを共有のファイルサーバへ保存する際は、SambaやFTPを用いてファイルサーバにコピーするという手間がかかった。しかし「SmartEntry for Google Search Appliance」は専用のメールアカウントにファイルを添付して送信するだけでファイルサーバに保存される。

専用アドレスに送信するだけでファイルサーバに保存

保存先のディレクトリはメール本文内に指定できる。指定したディレクトリが存在しない場合やアクセス権がない場合は、送信元のユーザへメールでエラーメッセージと自分の利用できるディレクトリの一覧が返信される。

インタフェースはGoogleサイトと同じであるため、使い慣れたインタフェースと優れた操作性を実現。検索ではPDFファイル、World、Excel、PPTファイルなど拡張子指定も可能。Googleと同じアルゴリズムによる関連性順の結果を得られる。

優れた検索を実現

また、SmartEntry for GSA 用メールアカウントに問い合わせメールを送信するだけで、自分が利用できるディレクトリ一覧がメールで返信されるなど、ヘルプ機能も充実している。

ヘルプ機能も充実

スマートティプスとクレディストは、業務部門では営業部門や設計・製造部門、業界では建築、医療関係など、多くの電子データを取り扱う分野をターゲットに本年度中に3億円の売り上げを想定している。