Nastel Technologiesは15日(米国時間)、jKool J2EE Transaction Monitorの最新版となる「jKool 1.5 J2EE Transaction Monitor(以下、jKool)」を公開した。jKoolはSOAやJava EEベースの環境においてリアルタイムにトランザクションをトラッキングするためのツール。Webベースアプリケーションとして動作し、軽量という特徴もある。対応しているWebアプリケーションサーバはWebSphere、WebLogic、JBossの3つとされている。

jKoolでは、Java EEアプリケーションにおけるJSP、Servlet、JDBC、JMS、メソッド呼び出し、例外処理、などに関するパフォーマンスボトルネックを発見する機能を提供。モニタリング結果は平均値、最大値、最小値、Webアプリケーションごとの呼び出しの合計数、セッション履歴などで出力される。

1.5ではユーザインタフェースが改善されているほか、パフォーマンスの改善、クエリ機能の拡張、JBoss ASサポートの追加などが実施されている。jKoolはプロファイリングと異なり、リアルタイムに監視することを目的として開発されたもので、オーバーヘッドも5%未満だとされている。