沖電気と関連子会社の沖電気ネットワークインテグレーションは29日、「音声運用丸ごとサービス」を開始した。同サービスは、電話交換システムの運用にかかわる電話機の増減設、回線の新設、および撤去や、適正化診断などの工事受注管理、電話機/回線の資産管理、利用者からの問い合わせに至るまで、一括して受け付け、管理を行うもの。OKIのテレフォニーシステム「IP CONVERGENCE Server SS9100」だけでなく、PBXも含め、従来型の電話交換システムの運用を含めて総合的に代行する。

また、業務内容をメニュー化し、それぞれのメニューにおいてサービスレベルを規定。総務コストと工事コスト、および、回線/通話コスト、運用保守コストの低減を目的にした3種類のセットプランを提供することで、従来は一連の作業とされていたサービスを、利用者が必要に応じて選択できるようにした。同時に既存のPBXを利用している企業向けに、回線コストの削減を目的とした回線整理、回線見直し設計の個別サービスも用意する。

標準価格は、3000名規模の企業で年額630万円から。販売目標は、今後3年間で100社への提供を目指す。

「音声運用丸ごとサービス」概要図(出典 沖電気)