S.Chekanov氏は6日(英国時間)、jHepWorkの最新版となるjHepWork 1.2を公開した。jHepWorkはJavaで開発されたデータ解析用フレークワーク。科学者や技術者の利用を想定して開発されたもので、GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2の下にオープンソースソフトウェアとして公開されている。データのプロットや1D/2Dヒストグラムの作成にはJythonを採用している。

jHepWorkの特徴は、Jythonを採用していることや、Pythonスクリプトに特化したエディタが用意されている点にあるが、C/C++、Java、PHP、FORTRANなどのプログラミング言語もサポートしている。また、科学者/技術者の間で利用されることが多いLaTeXファイルの編集にも対応している。

1.2ではJython/Pythonエディタに関して多くの拡張を実施。加えて、コードアシスタント機能や、ヒストグラムを描画するための新しいJHPLOTクラスなどが追加されたほか、ドキュメントも整備されている。