米IBMは26日(現地時間)、米国政府機関がSOAを導入する際の支援を目的としたSOAセンターを開設したことを発表した。同種の組織としては初となるもの。この発表は、IBMがワシントンD.C.で開催した「Federal SOA Executive Summit」で行われたもの。

新たに開設された「The IBM Federal SOA Institute」は、「技術革新、ソリューション開発とテスト、教育」の3つの分野に注力し、米国政府機関がSOAを活用したITシステムの構築/運用に取り組み、レガシーシステムを再利用しながらITシステム全体のコスト削減と運用負荷軽減を行っていくことを支援していくという。

なお、IBMでは同インスティチュートのほかに80名以上のディスティングイッシュト・エンジニアやアーキテクトが政府機関向けのITの課題解決に従事しているほか、ワシントンD.C.には2つのコンピテンシーセンターが政府機関向けに用意されているという。