ピクセル・テクノロジーズは25日、「Keitai Browsing 2.0」と題した報道関係者向け説明会を開催し、NTTドコモが5~6月の発売を予定している携帯電話「N904i」に搭載されるFOMAプラットフォーム向けフルブラウザ、「ピクセル・ブラウザ」の記者発表を行った。高速なズームとスクロールの機能を搭載し、画面上でWebページを任意の大きさに展開できるのが特徴。また、PCライクなツールバーやグラフィカルな入力機能といったユーザーインタフェースを実装している。

NTTドコモが5~6月発売予定の「N904i」に搭載

(左より)英Picsel Technologies Chief Scientistのマジッド・アンワー氏、CEOのイムラン・カーンド氏、日本法人代表取締役のアリ・アドナン氏

携帯電話で本格的なインターネットの閲覧に耐えうる機能を備えた同ブラウザは、ピクセル・テクノロジーズ独自のWebレンダリングエンジンにより、ページ上の任意の箇所を拡大できるようにした。ピクセル・ブラウザで表示されるウェブサイトは普段パソコンで見慣れたページをそのままのレイアウトで表示し、自分の好きな大きさで閲覧可能。また、「携帯レイアウト」表示機能も搭載し、携帯電話の画面でも横スクロールをせずに読めるレイアウトにWebページを再構成して表示することもできる。これにより、今までの携帯電話用フルブラウザにあった画面サイズや解像度の制約を抑え、スムーズに閲覧することができる。

「ダイナミックツールバー」を搭載し、「戻る」「進む」などよく使う機能のアイコンを画面下のツールバーに配置することで、メニューからの面倒な選択操作を省略できるほか、各機能をダイヤルキーからショートカットで呼び出すことができる。またツールバーの「URL」を選ぶと表示されるスクリーンキーボード機能は、通常のテンキーを用いた文字入力が苦手なユーザーに向けたもので、アルファベットと数字を画面にすべて表示し、入力したい文字を十字キーで選択するだけでURLのような長い文字列も簡単に入力することができる。このキーボード自体も拡大・縮小可能で、キーボードのカスタマイズも各携帯電話事業者、端末メーカー毎に対応可能。

ツールバーの「URL」を選ぶと表示されるスクリーンキーボード機能

PC用のWebサイトをそのままのレイアウトで、自在に拡大して表示可能

ピクセル・テクノロジーズは「ユーザーの視点から見てエキサイティンングなソリューションを常に提案する」と発表し、また今後のソリューション展開として、ズーム倍率の変更に応じてリアルタイムにWebページのレイアウトを変更する「スマートズーム」などレンダリング技術の向上、サイト訪問履歴を3Dで表示するなどのグラフィカルでインタラクティブなユーザーインタフェース展開、独自コーデックを利用したよりスピーディーな動画配信の仕組みなどを発表する予定。

独自コーデックを利用した動画ソフト

サイト訪問履歴を3Dで表示するなどのビジュアルヒストリー

ズーム倍率の変更に応じてリアルタイムにWebページのレイアウトを変更するスマートズーム