Commodore Gamingは23日(英国時間)、ハイエンド指向のカスタマイズPCショップ「Commdore Gaming Webshop」を開設した。当初は高性能ゲームマシンシリーズ「COMMODORE GAMING PC」として4モデルを投入、5月中旬から注文を受け付ける。

ハイエンド指向のカスタマイズPCショップ「Commdore Gaming Webshop」

最上位モデルの「COMMODORE XX」は、NVIDIAのnForce 680i SLIチップセットを搭載したマザーボード「ASUS P5N32-E SLI」を採用。CPUにはクアッドコアのIntel Core 2 Extreme QX6700(2.66GHz)を、グラフィックボードにはNVIDIA GeForce 8800 GTX SLIを標準装備する。OSにはWindows Vista Ultimateをプリインストールするほか、Commodore 64エミュレータで動作する50種以上のゲームタイトルも同梱される。価格は付加価値税込みで2,899ポンド(約689,148円)から。

COMMODORE GAMING PCシリーズは、ボディデザインの選択肢が多いことが特徴。「C-Kin」(発音は「スキン」)と名付けられたボディデザインは100種を超え、Commodoreのロゴ「C=」をあしらったものや、往年の名機Commodore 64がプリントされたものなど、発注時に自由に選択できる。

Commodore Gamingは、ゲームなどホビー用途に特化したコンピュータを製造するオランダの企業。2005年にCommodore関連のパテントを取得、倒産により大きく低下したCommodoreブランドの復活を目指す。2007年3月に独ハノーバーで開催された国際見本市「CeBIT」には、COMMODORE GAMING PCの見本機を出品していた。奇しくも日時を前後して、同じCommodoreブランドのコンピュータ「Amiga」の後継機種が、米Amiga(現在では資本関係はない)から発表されている。