毎日コミュニケーションズは、ロボット関連書籍の新刊として、「ロボットデザイン概論」(著者:園山隆輔)を発売した。内容はロボットデザインの考え方や特殊性、具体的なプロセスについて詳細に記述されており、ロボットに関わるすべての人へ向けた解説書となっている。価格は3,360円。全国の書店・オンライン書店で販売されている。

「ロボットデザイン概論」(著者:園山隆輔)。価格は3,360円

ロボットが研究所から外の世界に出るために、絶対避けて通れない「デザイン」の問題。「ロボットデザイン概論」では、ロボットデザインを単なる外装の「スタイリング」ではなく、コンセプトメイクから機構の設計、ソフトウェアデザイン、ヒューマンインタフェースデザインまでも含む「総合設計」と位置づけ、その理念とプロセスを解説している。

ロボットデザインの基本的な考え方、アプローチの方法、実際のプロセスなどの詳細については、数々のロボットを手がけているロボットデザイナーが解説。本書はロボット開発に携わる研究者や技術者、企画者を対象読者として想定されているが、ロボットあるいはデザインの勉強をしているという一般ユーザーにも役立つ内容となっている。

「デザインのプロセス」を解説しているページでは、プロセスを時系列的に記述。個々のデザイン・プロセスの持つ意義と考え方についても論じられている

「ロボットならでは、の関わり方」を解説しているページでは、デザイン的な視点におけるロボットならではのデザインと関わり方を考察